神の手の提言-日本医療に必要な改革

日本医療に必要な改革 第4章 日本の脳外科医に伝えたいこと(1)※神の手の提言【書籍抜粋】

元祖である私が有効性を認めない内視鏡 ▼内視鏡による手術はリスクが高い まず、内視鏡がなぜ危険かをお伝えしましょう。 脳の内視鏡による手術は、実は私が元祖なのです。1960年代の後半から70年代前半までに、内視鏡でできることは、私がすべてやり尽くしました。その私の結論は、「ごくごく限られたことしかで …

闘い続ける力 第7章

よくある疑問に福島孝徳が答えます(2)※戦いつづける力 第7章【書籍抜粋】

手術治療のリスク Q顔面けいれんや三叉神経痛の手術治療で、どんなリスクがありますか?また、それはどれくらいの確率で起こりますか? 私が鍵穴手術による微小血管転置移動術(MVT手術)を確立してから30年余り、普通の生活に戻れないような重篤な合併症を起こしたケースは一例もありません。ただ、患者さんにはお …

闘い続ける力 第7章

よくある疑問に福島孝徳が答えます(1)※戦いつづける力 第7章【書籍抜粋】

顔面けいれんになって何年もたちますが…… Q顔面けいれんは、発症してから年月が経っていると治りにくいですか? 発病から何年経っていても、私の行う神経血管転置移動術(MVT手術)で一発全治できます。顔面けいれんは慢性進行性の病気ですが、人によって進行速度は異なります。中にはゆっくりゆっくり進行する人も …

闘い続ける力 第2章

世界一の手術師が生んだ奇跡の技法「鍵穴手術」※戦いつづける力 第2章【書籍抜粋】

ヨーロッパ中の名手と言われる医師のテクニックを貪欲に学ぶ 研修医として東京・飯田橋の東京警察病院や東大関連病院に勤務し、研修医1年目に世界初のファイバースコープを使った脳内視鏡手術を行い、その後、脳内視鏡と脳ファイバースコープを開発しました。研修医2年目で経鼻下垂体マイクロサージェリーを実施。それら …

高校3年生

不良少年が医学の道をめざす(2)※「神の手のミッション福島孝徳」 第7章【書籍抜粋】

破天荒な息子を正しい道に戻した母の力 「中学時代は番長グループの参謀役でした。他の中学の番長グループとの喧嘩に勝つための作戦を練り、空き家に呼び出して三方から攻めたりしました。自分は前面に出ず、後方から指示を与える役です。 受験は戸山高校を希望したのですが、体育が2だったので、通知表に2があると一流 …

福島孝徳

不良少年が医学の道をめざす(1)※「神の手のミッション福島孝徳」 第7章【書籍抜粋】

清廉潔白な生き方を貫いた父 Dr.福島は、明治神宮の神職を務める父・福島信義と、代々神職の家柄に生まれた母・和歌子の間に1942年に誕生した。兄・義徳、弟・信正に挟まれた3人兄弟の次男だ。 明治神宮で福島信義氏の下で働いた外山(とやま)勝志名誉宮司は、Dr.福島の父方の祖父とも交流があった。 「福島 …

宮城野親方(元横綱白鵬)と福島孝徳

宮城野親方(元横綱白鵬関)にお会いしました

以前から宮城野親方(元横綱白鵬関)を通じて、モンゴルの患者様からのご相談をお受けしており、そのご縁により先日、宮城野親方とお会いする機会をいただきました。 私、福島孝徳は日本の国技である相撲が大好きです。1番1番が絶対に勝たねばならない真剣勝負で、私の専門の脳外科手術と同じだからです。まず第1に絶対 …

闘い続ける力 〜今、君たちに伝えたい事〜

生涯学び続けて全てを医療に尽くす 私の父は明治神宮の神職を65年間勤め、宮司職15年、名誉宮司7年、92歳でこの世を去りました。一生を神道宗教、哲学、教育に捧げた厳格な明治時代の人でした。父からは「自分の道は自分で切り開きなさい」とよく説教されていた記憶があります。私は幼い頃から内科医であった叔父に …

色々威将軍鎧

色々威将軍鎧

手術を行う際は、日本の白足袋を常に履いて臨みます。理由は二つあり、一つに足袋が足で様々な手術器具のペダルを操作するのに適しているからで、もう一つが足袋を履く所作が、精神を統一し、手術場という戦場へ赴く覚悟を決める儀式になるからです。命を左右する困難な手術で僅かな勝機を勝ち取るには、自身も命を懸けて臨 …

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2019年5月09日~6月10日

■5月9日(木)~5月11日(土) フロリダ州ウェストパームビーチにおいて、第43回の福島孝徳国際頭蓋底手術微小解剖ハンズオン教育コースを行いました。3日間のIntensive Microanatomy Hands-on Courseで40名の参加があり盛会でした。 土曜の最後のハンズオンコース終了 …