blog / 書籍抜粋 2024年11月1日 能力のない医師が増えていく日本のシステム(1)※神の手の提言ー日本医療に必要な改革 第2章 【書籍抜粋】 臨床実習が少なすぎる日本の医学教育 ▼求められているのは臨床重視のカリキュラム ここからは医師を育てる日本の医学教育での、私が考える問題点についてお伝えします。 ここに、全国で90ある医学部・医科大学のうち、国立・公立・私立医学部の学生に行われたアンケート結果があります。ほとんどの学生が、臨床の現場 …
blog / 書籍抜粋 2024年10月20日 神の手のすすめる脳ドック・がんドック ※福島孝徳とチームプロトン 第7章【書籍抜粋】 各種ドックの必要性 厚生労働省の2008年人口動態統計の椎計によれば、日本の年間死亡者数は114万3千人。そのうち、死亡原因の第1位ががんで34万3千人、2位の心疾患が18万4000人、3位の脳血管疾患が12万6千人と続いている。この3大疾患だけで、死亡原因の約6割を占めることになる。 もちろん、国 …
blog / 書籍抜粋 2024年9月30日 患者さんからの感謝の手紙 ※戦いつづける力 第6章【書籍抜粋】 私たちの最高の報酬は、患者さんの笑顔です。患者さんには喜びと幸せを。 「持てるすべての力を患者さんのために生かしなさい」と私は医師たちに言い続けています。そんな私たちの思い、また、鍵穴手術の効果を知っていただくために、患者さんからの手紙を紹介します。 福島先生から「本当のお医者様のこころ」を体験させ …
blog / 書籍抜粋 2024年9月15日 人間・福島孝徳<9><10> ※ラストホープ2章【書籍抜粋】 9.福島孝徳の今 ヘッドハントを受けてアメリカに行った後の話をしましょう。 日本にいた私を強烈にスカウトしてきた南カリフォルニア大学医療センターでは、脳神経外科教授になりました。 一九九三年まで務めたのですが、その頃、ペンシルバニア医科大学から「メディカルカレッジの教授、頭蓋底のディレクターにするの …
blog / 書籍抜粋 2024年8月30日 人間・福島孝徳<7><8> ※ラストホープ2章【書籍抜粋】 7.はい。私は日本を愛しています 誤解を恐れずに言えば、私ほど日本という国を愛している者もなかなかいないですよ。神官の家に生まれ育ったから、ではないですよ。でも好物は寿司とラーメンですし、「ブラック・ジャック」という呼び名も嬉しいけれど、感覚的には「旅から旅への木枯し紋次郎」みたいなほうがしっくりき …
blog / 書籍抜粋 2024年8月20日 人間・福島孝徳<5><6> ※ラストホープ2章【書籍抜粋】 5.「風雲児」との出会い 三井(記念病院)にいた頃の私は、とにかく手術、手術の繰り返しでした。佐野先生の強い推薦があればこそ、この病院の部長医師になれたわけですし、この時代に私が経験したことは今も医師としての礎になっています。だからやっぱり、佐野先生には感謝の言葉しかない。 とはいうものの、病院には …
blog / 書籍抜粋 2024年5月20日 人間・福島孝徳<3><4> ※ラストホープ2章【書籍抜粋】 3.もう一人の「父」との出会い――訪れた転機 東大に入り、脳神経外科を選択した福島氏は後の人生を大きく変える大恩人と出会うこととなった。現東京大学名誉教授の佐野圭司氏だ。 佐野氏は東大で十九年間教授を務め、東大医学部脳神経外科の初代教授ともなった人物。退官後に名誉教授となるが、帝京大脳神 …
blog / 書籍抜粋 2024年4月20日 人間・福島孝徳<1><2> ※ラストホープ2章【書籍抜粋】 1.「神の子」?いいえ、ただの不良でした――ブラック・ジャックの生い立ち 一九四二年、私は明治神宮の神官を務める父と、代々神職を務めた家に育った優しく気丈な母のもとに生まれました。家も明治神宮の中にあったんです。 一般の人にはちょっと不思議かもしれませんね。ただ、「神官の子」だからとい …
blog / 書籍抜粋 2024年4月1日 脳外科に人生を捧げた私のミッション<3> ※戦いつづける力 第1章【書籍抜粋】 なぜ私が世界や日本各地を飛び回るのか 現在、日本では、北海道から鹿児島まで、全国14か所の病院で手術を行っていますので、日本国内での移動は、ほとんどが飛行機と新幹線になります。当然のことながら、台風や大雨、雪、強風などの影響で、予定どおりに現地に到着できないということも起こります。しかし、いつも神様 …
blog / 書籍抜粋 2024年3月10日 脳外科に人生を捧げた私のミッション<2> ※戦いつづける力 第1章【書籍抜粋】 2018年で医師生活50年を迎えます 1968年11月11日に、私が医師国家試験に合格し、第一期の文部省研修医として脳外科医をスタートしてから、今年2018年で50年を迎えます。20年前からは、アメリカのデューク大学を拠点に、世界中で手術を行うようになりました。振り返ってみれば、アメリカに渡ったのが …