Chicago Dissection Course 2013 May

福島孝徳先生 フェローです。今回より福島孝徳先生のブログを始める事になりました。手術、講演会、学会、解剖、Jazz band活動など幅広く載せて行く予定です。どうぞよろしくお願いします。

先日シカゴにてAdvanced Skull Base Microanatomy and Hands-on Dissection Workshopを開催いたしました。

イタリア、ベルギー、アメリカ、日本から講師7名、世界各国から参加者24名の方がいらっしゃいました。このコースは福島先生が10年以上前から臨床につながる脳外科に必要なMicroanatomyの知識を深めるため続けてきた教育解剖コースです。

毎年2回アメリカ国内で、さらにアジア、ヨーロッパでも同様のWorkshopを各地で開催し、若手、ベテランを問わず意識の高い先生方が更なる手術技術の獲得、知識のBrush upを行ってきた伝統あるWorkshopになっております。

コースの内容は
Anterior Skull Base Anatomy,
Orbitozygomatic Approach,
Cavernous Sinus Anatomy & Approach,
Anterior Infratemporal Fossa Approach,
Submandibular Cervical Dissection,
Mastoidectomy,
Combined Petrosal Approach,
Middle Fossa Anterior Petrosectomy Approach,
Transcondylar ELITE (far lateral transcondylar) Approach,
Foramen Magnum-Transcondylar Dissection,
Jugular Foramen to High-cervical Microanatomy
等多岐にわたりますが3日間のタイトなスケジュールの中で参加者の先生方は内容の濃い勉強をされて行かれました。

解剖はすればするほど、新しい発見があり、非常に奥深いものです。福島先生でさえ今でも新しい発見があると言います。福島先生は手術の上達にはまず解剖、次に解剖、そしてまた解剖と言われるほど大切な物であり、これまで解剖コース野開催を続けて来ました。そしてこのコースの良い所は世界の先生方、また各施設の先生方との交流を持つ事ができ、脳外科医の和が広がり情報交換や知識の共有ができることです。多くの面で非常に有意義な時間を過ごす事ができるというのも魅力の一つです。

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今後も日本の、そして世界の脳外科医の育成の為に
Dissection Workshopを続けて参ります。

2013年6月6日