脳外科に人生を捧げた私のミッション<1>  ※戦いつづける力 第1章【書籍抜粋】

戦いつづける力 第1章

脳外科は学問や研究ではなく、目の前の患者さんを救うことです。

全力を尽くして患者さんを助けるのが、私の人生です。

人生にideal(最高)という状態はありません。
これで極めたと思っても、必ず上があるのです。私は日々、上を目指していきます。
進歩は現状を否定することから始まります。
現状に満足するのではなく、常にもっといい方法がないかを考え続けています。

すべては患者さんのために。

一日一日、少しでもいいから進歩したい。
どうやったら自分の手術がもっとよくなるかをいつも考えています。
それをやめたら私の成長は止まってしまいます。

私が一生懸命やれば、必ず神様は味方してくれる。
そういう信念を抱いて手術に向かっています。

モットーは「手術一発全治」。

血1滴、金1グラム。

私の手術は、赤血球の出ない手術。それぐらいクリーンです。

常に前進、常に進歩、常に改革。前例のないことをやる。

患者さんに感謝される医者になりなさい。

患者さんに尽くしなさい。

朝に、昼に、晩に、患者さんを見なさい。

人間というのは〝自分ができる〟と思うときが一番危ない。

ときには撤退もまた勇気。

脳外科手術では弘法も筆を選ぶ。

時は金なり(時間を無駄にしない)。

1週間に8日働く。

常に走れ。エレベーターには乗るな。

1日5時間寝れば十分。

絶対、休まない。

人間は一生懸命仕事をしているときが一番健康。

人の2倍3倍努力しなさい。親切、誠実、奉仕。

感謝の気持ちはお金では買えません。
患者さんからの感謝の声は最も貴重なご褒美であり、私のエネルギー、原動力です。

私より腕のいい、自分を超えるほどの名手を育てたいのです。

呼ばれたところへ行き、私にしかできない手術ができるのは、
「手術の神様」がいつも私に味方してくれているからでしょう。
だから、私は呼ばれたらどこへでも行きます。
それが、脳外科に人生を捧げた私のミッションなのです。


世界一の医療水準を誇るアメリカの医療関係者から「神の手を持つ男」(The Last Hope)と称賛される脳外科医Dr.福島孝徳は、今年2018年で医師生活50年を迎えた。現在でもアメリカ、ヨーロッパ、北欧、南米、アジア、ロシア、エジプトなど世界20カ国以上を飛びまわり、高難度手術を年間600人以上行っている。

「絶対にあきらめない、成し遂げる」という強い不屈の心、闘いつづける力はどこから来るのか——。

世界一と称賛される奇跡の技法「鍵穴手術」について、また、患者さんからの感謝の声、愛弟子たちの秘話も満載。

「私のところには“Dr.福島でなければ治せない”という難しい腫瘍や巨大脳動脈瘤などの複雑な病気の患者さんが、最後の望みをもって来てくださいます。それが私にできる手術であるなら、どんな患者さんでも受け入れます。そして、いつも患者さんに言います。“私が手術するんだから、もう大丈夫”と」 (福島孝徳)

◎脳外科に人生を捧げた私のミッション
◎75歳の今でも、その日に行った手術の復讐は怠らない
◎なぜ私が世界や日本各地を飛びまわるのか
◎私の手術を見学したい若手医師を歓迎します
◎世界一の手術師が生んだ奇跡の技法「鍵穴手術」
◎1円玉大の穴をあけ、顕微鏡で手術する
◎鍵穴手術による治療「顔面けいれん」「三叉神経痛」
◎私の後を継ぐ「次世代の脳外科医たち」の声
◎日本で福島孝徳が手術を行う病院一覧

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2024年3月1日