神の手と、夜の10時――福島孝徳先生のこと
夕方の6時に待ち合わせて、先生が来たのは夜の10時近くだった。 先生との打ち合わせは、手術の後に組まれることがあった。ホテルで会うことがほとんどだったが、時間が取れないときは病院になる。手術がいつ終わるかは誰にもわからないから、何時間も待つことになる。先生と仕事をするというのは、待つことと見つけたり …
夕方の6時に待ち合わせて、先生が来たのは夜の10時近くだった。 先生との打ち合わせは、手術の後に組まれることがあった。ホテルで会うことがほとんどだったが、時間が取れないときは病院になる。手術がいつ終わるかは誰にもわからないから、何時間も待つことになる。先生と仕事をするというのは、待つことと見つけたり …
福島先生は、一年の半分以上を海外で過ごしていた。アメリカを拠点に、ヨーロッパ、アジア、中東と、各国の病院に招かれて手術を行い、若い医師に技術を伝え、また次の国へ飛ぶ。そういう生活を、何十年と続けていた。 私の仕事のひとつは、その活動を先生の公式サイトで紹介することだった。海外での手術や講演の様子を、 …
2026年1月、国際学術誌『Journal of Neurosurgery』(Vol.144)に、福島孝徳の追悼論文が掲載されました。 執筆したのは、デューク大学のAli Zomorodi先生、Allan Friedman先生、そしてユタ大学のWilliam T. Couldwell先生。いずれも長 …
患者さんのために、少しでも性能のいい器具を使う 「脳外科手術では、弘法も筆を選ぶ」というのがDr.福島の口癖のひとつだ。 「最高の手術を行うためには、最先端のベストの手術器具が必要です。いつでも、少しでもいいものを求め、私の手術では、世界でいちばんいい器具を使っています。少しでも性能がよければ、それ …
2026年2月1日(日)から2月5日(木)までの5日間、米国ハワイ州ホノルルのPrince Waikikiにおいて、The 11th Joint Neurosurgical Convention 2026(JNC 2026)が開催されました。 本大会は、Pan-Pacific Neurosurgic …
近代医学を信じてください ▼情報化社会の落とし穴にご注意 名医に巡り会うために必要な考え方、「いい医師なのか能力のない医師なのか」を見抜く眼力についてお伝えしてきました。自分の目で、耳で、感覚で確かめるのがいちばん確実ですが、現在は医師や病院をランク付けする書籍が出回り、イソターネットでは患者さんの …
2025年12月22日〜24日、タイ・バンコクの Chulalongkorn Surgical Training Center において、「福島式スカルベース・ハンズオン・カダバーディセクション・ワークショップ」(The 12th INERF–ASEAN Fukushima’s Skull Base …
寿命は医者で決まる ここまで日本の医療、医学界の問題点、脳外科の課題に対する私の提言を述べてきました。ここに書かれてきたことは、読者のみなさんにとって驚きと失望、怒りの連続だったかもしれません。しかし、負の側面ばかりを取り上げてきたのは、私が日本をこよなく愛し、みなさんがよりよいレベルの高い医療を受 …
「1日1話、読めば心が熱くなる 365人の人間学の教科書」(致知出版社) は、各界で活躍する365名の言葉を一話ごとに収めた、人間学のアンソロジーです。 本書には、脳神経外科医として命に向き合い続けてきた福島孝徳の記事が掲載されています。医師としての姿勢や日々の取り組みが紹介されており、医療現場とは …
概要 アジア各国から脳神経外科医が集う「福島式スカルベース・ハンズオン・カダバーディセクション・ワークショップ」(The 12th INERF–ASEAN FUKUSHIMA’S Skull Base Hands-on Cadaveric Dissection Workshop/第12回 INERF …