1978年~1980年にかけ、脳下垂体の経鼻手術、顔面けいれん、三叉神経痛の1円玉手術から、開発・完成された鍵穴手術は、脳と神経に影響のない、世界で最も低侵襲の脳外科手術法です。顕微鏡下5㎜のスペースで超微細な手術を行うため、専用の器具(400本以上)の開発も行われました。大きな頭蓋底手術の場合でも、実際に手術剥離するスペースは5~10mmの範囲です。
私は、1980年の三井記念病院脳神経外科部長に就任以来、2万人以上の患者さんに対して鍵穴手術を行い、優れた手術成績を上げています。
- 脳下垂体経鼻手術 2,700人
- 脳動脈瘤 2400人
- 顔面けいれん・三叉神経痛 6,180人
- 髄膜腫・聴神経腫瘍など頭蓋底手術 11,000人
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2016年6月1日