福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2019年02月

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2019年02月

 
 

■2月17日(日)

米国で2週間Fullに働いた後、2月15日(金)の夜中便に搭乗。早朝5時30分に羽田空港到着。1時間程少し休んで相模原市の晃友脳神経外科眼科病院へ。

晃友脳神経外科眼科病院では、右運動野に近い大きな典型的な異型髄膜腫の全剔手術(他病院で腫瘍切除もせず右大脳全体に大量の放射線をかけてしまい、広汎な強い脳浮腫を合併)を行いました。さらに同じOP室で、聴神経腫瘍と顔面痙攣の手術も行ったため、朝9時から夜21時まで、約12時間かかりました(患者さん入れ替と麻酔で5時間程かかったので、正味手術時間は3例で7時間です)。
 
 

■2月18日(月)・19日(火)

朝一で大阪、畷生会脳神経外科病院へ。

2日間で6名の手術を行いました。顔面痙攣、三叉神経痛、下垂体腫瘍、聴神経腫瘍2例、錐体骨斜台髄膜腫全摘出です。
 
 

■2月20日(水)

朝、大阪から高知へ。

高知市の愛宕病院で、大きな松果体部髄膜腫と聴神経腫瘍の2例の手術を行いました。 (下図MRI)
 
 

■2月21日(木)

江戸川区北葛西の森山記念病院で、また稀な巨大な松果体部髄膜腫の全摘手術を行いました。(下図MRI)

次いで、稀なAcom動脈瘤にchiasma海綿状血管腫の合併症例と2例の難しい手術を行いました。

午後15時で終了し、直ちに羽田空港へ直行し、夕方17時の便で札幌へ向かいました。
 
 

■2月22日(金)

北海道大野記念病院で3件のOP。左ELITEアプローチによる左C1-C2の間の大きな神経鞘腫のカギ穴式全剔手術を行いました。(下図MRI)

次いで、左聴神経腫瘍の全剔手術。ガンマナイフをあてた側でうすい顔面神経の癒着が強く、細心の注意で神経を剥離温存しました。(術後正常)。(下図MRI)

最後に、激痛で食事も出来ない87歳の三叉神経痛の方を、Supine LateralでMVT。この方は小脳上部に非常に大きな静脈叢があり、テントが良く見えない方で、しかも錐体静脈が4本、深部で三叉神経はAICAとSCAでサンドイッチ圧迫状態です。1~2ミリの超カギ穴スペースで何とか両方の圧迫血管を移動しました。普通のカギ穴MVTなのに内部はとても難しいものでした。しかも87歳なのに、脳はパンパンに水々しく腫れていました!!(術後激痛消失、excellent)
 
 

■2月23日(土)

いつもの通り、札幌→羽田→東京駅→福島県郡山市へ。

総合南東北病院で2例の難しい手術を行いました。第1例は脳神経外科で最もリスクのあるとても困難な巨大両側型斜台髄膜腫の手術。両側の6-7-8-9-10-11-12、14本の脳神経と両側VA-BA、PICA、AICA、沢山のperforators、細い枝を巻き込む、とても大変なOPでした。しかもangioblastic、血流の多い髄膜腫でした。佐藤俊輔先生と8時間奮闘し何とか、全剔にこぎつけました。両側の9-10を剥離したので術後の嚥下障害が心配です。(下図MRI)

もう1人は、2㎝の左聴神経腫瘍の手術。左は聴力正常なので、薄くペラペラになった顔面神経と聴神経に少し被膜を残して殆ど摘出しました。コンピューターの術中反応は顔面神経も聴神経も正常でした。(下図MRI)
 
 

■2月24日(日)

朝一で鹿児島へ。
霧島記念病院で顔面痙攣と左中大脳動脈瘤と2例の手術を無事完了しました。
 
 

■2月25日(月)

鹿児島市内の厚地脳神経外科病院で、セカンドオピニオン外来の6名の患者さんを診察しました。その後、聴神経腫瘍を2例手術し、全剔しました。
 
 

■2月26日(火)

厚地脳神経外科病院でMVDの手術を行い、午後は鹿児島から新幹線で久留米へ。

筑後市の寺崎脳神経外科にて15名のセカンドオピニオン外来を行いました。15人中10人が手術適応の方々でした。

この日は福岡に宿泊しました。
 
 

■2月27日(水)

朝一で福岡から羽田へ。直ちにタクシーで新百合ヶ丘総合病院に直行。

右拡大中頭蓋窩法で、大きな髄膜腫の手術と延髄背側の血管芽腫の2例の手術を行いました。すぐに車を飛ばして、厚木から伊勢原へ。

東海大学で大変困難な手術を行いました。幼児期の放射線治療で誘発された悪性メニンジオーマの方です。すでに右視力障害、右完全動眼神経麻痺、右顔面痺れと海綿静脈洞の多発神経麻痺があるので、右海綿静脈洞腫瘍全剔、側頭下窩から、拡大中頭蓋窩、テント切除、後頭蓋窩腫瘍もすべて全摘出しました。(下図MRI)

本日は、福岡空港から始まって、新百合ヶ丘総合病院と東海大学とのダブルヘッダーで、目の回る忙しい手術スケジュールでした。福島選手は不死身、不滅です!
 
 

■2月28日(木)

朝一から、江戸川区北葛西の森山記念病院で9名のセカンドオピニオン外来を行いました。次いで中大脳動脈瘤クリッピング手術、出血性で硬く癒着性の大きな聴神経腫瘍の全剔術を行いました。この患者さんの左顔面神経は内側シフトから吻側背側へ伸展されるL型サランラップの薄い顔面神経で、剥離は大変困難でした。神の助けにより、何とか剥離し、腫瘍を全剔できました(顔面正常)。

3例目は、頭頂部超浸潤性の両側傍矢状洞髄膜腫。わずかに流れる上矢状静脈洞と太い静脈4本を保存して亜全摘手術を完了。最後の4例目は、青森県から救急で入院した若い患者さんで、類表皮腫による左三叉神経痛の激痛に苦しんでおられました。2時間ほどで全剔。3,4,5,6,7,8と6本の脳神経を全て剥離保存できました。
 
 

■3月1日(金)

中野区江古田の総合東京病院へ。

朝一で三叉神経痛と顔面痙攣のカギ穴手術。次いで、インドから来た若い男性の巨大錐体骨斜台髄膜腫の根治的切除を行いました。マストイド・S状静脈洞を完全に露出し、拡大レトロシグモイド・transtentorialで安全にアプローチ。体骨、テント、斜台、海綿静脈洞後部広浸のオリジン付着部で出血性のため、10時間もかかりました。(下図MRI)
 
 

■3月2日(土)

朝一で東京駅丸の内北口大手町にある「東京クリニック」に移動。

朝の8時~10時で、全国から来る脳難病疾患のセカンドオピニオン8名行い、その後、西葛西の東京脳神経センター病院附属、福島孝徳脳神経センター全国的国際診療部で、8名の特別診察を行いました。

手術を見学するため、米国、インド、エジプトよりお出でいただいた教授の方々

 

午後は東西線地下鉄西葛西駅の反対側、北葛西に新築された大きな森山記念病院で4件のカギ穴マイクロサージェリーをスムースに施行。

第1例は右中等大の聴神経腫瘍、易出血性、癒着、浸潤で顔面神経の剥離保存に苦労しました(術後正常)。第2例は左右視神経を巻き込む鞍結節部髄膜腫で、きちっと視神経に触らずにうまく剥離保存し全剔、3例目も右運動感覚領の真中にある海綿状血管腫で多数のマイクロぶどうをきちっと剥離して全剔できました(術後麻痺無)。4例目は食事も出来ない典型的な動脈ループ圧迫の三叉神経痛でした。
 
 

■3月3日(日)

相模原市(最寄り駅は橋本駅)の晃友脳神経外科眼科病院で脳動脈瘤クリッピングを2名手術しました。全て成功しました。
 
 

■3月4日(月)

最終日。中野区江古田の総合東京病院で右の大きな聴神経腫瘍と、左脳幹延髄部の難しい脳腫瘍と2件の手術を無事終了し、そのまま羽田から夜行便でアメリカへ帰国しました。16日間、毎日難しい手術の連続でしたが全例良好な結果で神に感謝!

次回は、3月末のエジプト学会で招待講演を4題発表後、3月31日に東京着です。
では、又、逢う日まで。 Till we meet again!

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2019年6月10日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2019年01月

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2019年01月

 
 

■1月13日(日)

お正月過ぎから10日ほどまでDuke大学にて執刀。そしていつもの様に夜行便に搭乗し、13日早朝、羽田に着きました。

日曜専科の晃友脳神経外科眼科病院で難しいオペを2例施行。1例目は熟年男性で右急性視力障害発祥した巨大前床突起髄膜腫です。右内頚動脈と視神経と沢山の穿通枝(細い動脈)及び動眼神経を全て保存しつつ全摘出できました。(下図MRI)。

2例目は聴神経腫瘍の聴力保存手術で、こちらも成功しました。


 
 

■1月14日(月)※成人の日

早朝に鹿児島へ飛び、霧島記念病院で海綿静脈洞内類上皮腫をほぼ全摘し、その日のうちに羽田へ戻りました。
 
 

■1月15日(火)~18日(金)

森山記念病院にて、午前中に3例のMVD手術(顔面痙攣と三叉神経痛)を行い、午後は、長野新幹線で雪山へ移動しました。奥志賀高原プリンスホテルで開催される第8回国際脳神経外科冬季学会(INWC)に出席する為です。

INWCでは英語での講義を2題行い、空いた時間に毎年1回だけのスキー滑降をenjoyしました。

1月18日(金)に帰京しました。
 
 

■1月19日(土)

森山記念病院にて困難な大きな松果体腫瘍の直達全摘手術を施行しました。(下図MRI)

次いで20代若い男性の巨大錐体骨斜台髄膜腫(20代では稀です)の全剔手術、及び他院での手術で再発を繰り返す下垂体腫瘍を全剔しました。(下図MRI)

 
 

■1月20日(日)

静岡県焼津市の志太記念脳神経外科で4回も出血を繰り返した熟年健康男性の脳幹部海綿状血管腫(マイクロぶどう型)と血腫を全摘出しました。志太記念の豊山院長と東海大学の野中先生とのCo-Surgeonでした。(下図MRI)

 
 

■1月21日(月)~22日(火)

朝一で大阪府四条畷市の畷生会脳神経外科病院へ。

月・火の2日間で18名のセカンドオピニオン外来を行いました。(うち13名が、手術が必要な患者さんでした)。

池永センター長と大きな中枢性神経細胞腫の全剔術(術前あった右半身麻痺とシビレが、術後直ちに回復、合併症無)を行い、次いで、左錐体骨斜台髄膜腫の全剔術を成功裡に終了しました。(下図MRI)

 

土居温部長と2件の錐体骨斜台部髄膜腫の全摘術を行いました。(下図MRI)

そして、右顔面痙攣(MVT)を吉川理事長と、顔面痙攣(MVT)を山下先生と手術し、無事終了しました。
 
 

■1月23日(水)~24日(木)

高知市の愛宕病院で、溝渕センター長と右顔面痙攣(MVT)、1.5センチ聴神経腫瘍のNTR(聴力保存成功)の手術、梶田部長と前床突起下のパラクリノイド動脈瘤のクリッピング、聴力保存の聴神経腫瘍(本田先生も参加)の手術を行いました。

さらにNF-2型の若い女子、放射線誘発の眼窩-側頭部、側頭下窩の異型髄膜腫を拡大頭蓋底手術でほぼ全摘しました。(下図MRI)。
 
 

■1月25日(金)

朝一で羽田へ戻り、中野区江古田の総合東京病院で、再発を繰り返す、成長の早い頭蓋咽頭腫のインヘミ手術を酒井部長と行いました。次いで、沼澤部長と内頚動脈Ventralの巨大動脈瘤を5本窓あきクリップでうまく閉鎖できました。(下図DSA)
 
 

■1月26日(土)

厚地脳神経外科病院で三叉神経痛(脳底動脈本幹圧迫の難しいMVT 2例、両者とも術後痛み消失)右進行性視力障害の視神経管髄膜腫の緊急開頭手術を行いました。術前あった右視力障害は維持し、対側左の視力を温存できました。
 
 

■1月27日(日)

霧島記念病院で、顔面痙攣(MVT)と経鼻下垂体腺腫(TSP)の手術を行いました。どちらの手術も無事成功しました。
 
 

■1月28日(月)

朝一で鹿児島→羽田で森山記念病院へタクシーで直行。

白水先生と経鼻下垂体手術、根本センター長と若い女性の多発性異型髄膜腫手術を行いました。佐々木先生と若い男性の大きな前床突起髄膜腫の全摘術と3例のメジャー手術を成功裡に終了しました。(下図MRI)
 
 

■1月29日(火)

再び江古田へ戻って、沼澤先生と再発超出血性の血管周皮種の全摘術を行いました(輸血無し)。両側内頚動脈と穿通枝、右視神経と下垂体を全て剥離保存できました。

*前回他大学オペで何と36,800ccもの多量の輸血をしたそうです。
*この若い患者さんの左視神経は、前回8年前の放射線治療で盲目となってしまいました。(下図MRI)

その後、酒井先生と20代男性の大きな易出血性、癒着性の超難しい聴神経腫瘍のNTR(ほぼ全摘出)を行いました。ABR(聴性脳幹反応)は全く平坦で反応がありません。右顔面神経は尾側で2手に折れて、剥離が困難です。FN反応が80%下がったのでNTRとなってしまいました(術後、顔面神経正常でした)。(下図MRI)
 
 

■1月30日(水)

東海大学病院で野中先生とVIPの聴神経腫瘍手術をおこないました。どうしても有効聴力を残さねばならない患者さんなのですが、聴神経腫瘍はとても小さい上に顔面神経、聴神経両方に強く癒着していました。スーパーマイクロ剥離で何とか全摘出できました。手術後の検査でGood hearingが残ったそうです(野中先生より電話で報告うけました)。

東海大学病院でのオペ終了後、直ちに新百合ヶ丘総合病院へ移動し、聴神経腫瘍2例の手術を行いました。
 
 

■1月31日(木)

滋賀県、湖東記念病院で井上部長、平井先生、嶋先生と難しい再発鞍結節部髄膜腫(左眼は既にBlind)のNTR(ほぼ全摘出)を行いました。若い女子の側頭葉、後頭葉底部の多発性グリオーマのコンピューターナビゲーション下に拡大切除(グリオーマと推定された)を施行しました。次いで83歳高齢者の三叉神経痛(MVT)を行いました。

滋賀県オペ終了後、新幹線→モノレール→羽田へ。最終21時のANAで札幌に移動しました。
 
 

■2月1日(金)

北海道大野記念病院で、入江センター長、寺川先生とともに顔面痙攣のMVT、大きな松果体部髄膜腫、太い脳底動脈による三叉神経痛(ブリッジによるMVT)と3例の手術を行い、無事終了しました。(下図MRI)
 
 

■2月2日(土)

朝一、07:30時のANAで羽田→東京駅→郡山へ。

福島県郡山市の総合南東北病院で大変難しい2例の頸静孔腫瘍の根治的全摘出術を行いました。1例目は、仙台の神経耳科(日本トップの専門ドクター)小林教授と一緒に、再発巨大グロムス腫瘍の広範囲摘出術をトランスラボ・トランスジュグラー法でいました。右顔面神経は不全機能、痙攣ありでしかも全て腫瘍により浸潤、かつengulfなので腫瘍と共に全切除しました。右顔面神経は膝部から茎乳突孔まで2.5㎝の神経移植再建を行いました。頸部伸展は郡山のM6サイバーナイフ照射を予定しています。(下図MRI)

2例目は、再発頸静脈孔髄膜腫で、9-10を保存しつつ、福島のエリート方でInfrajugular-ForamenMagnum腫瘍を全摘しました。(下図MRI)
 
 

■2月3日(日)

今回のJapan Surgeryツアーの最終日です。

相模原市緑区大島(最寄駅は橋本駅)の晃友脳神経外科眼科病院で大橋元一郎院長と聴神経腫瘍の全摘を行いました。この方はガンマナイフ照射後2年経過して、聴力脱失、強い耳鳴、めまい、ふらつきで苦しんでいました。予想をこえる放射線障害(腫瘍硬化、強い癒着と異常出血)でありましたが、顔面神経正常範囲で完全剥離、前庭神経障害と異常な”ゴーッ“という耳鳴りを治すことができました。

聴神経腫瘍に対する放射線治療は、症状悪化の副作用と、しかも再増大するので要注意です。 大変な副作用合併症で苦しむ方々を多数診ています。良性の髄膜腫、聴神経腫瘍で放射線治療を薦められた方々は放射線を受ける前に福島までご相談ください

最後に、後頭蓋窩の巨大髄膜腫を全剔(下図MRI)して羽田国際空港へ。ANAの夜行便で帰米しました。大橋先生より両患者さんは元気と手術後の電話あり、安心しました。
今回、2019年1月、第1回のJapanツアーでしたが、3週間に亘り一刻の休みもなく、北海道から鹿児島まで全国を駆け抜けた「一宿一飯脳腫瘍必殺仕事人」:木枯らし孝徳のストーリーでした。

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2019年5月1日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年12月

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2018年12月

 

■12月9日(日)

Duke大学病院の手術を終えて、いつもの如くLos Angeles 経由の夜行便で羽田へ(朝05:00AM)。直ちにホテルに早朝チェックインし、少し休んでから相模原市の晃友脳神経外科眼科病院へ移動。
 
若い女性の右聴神経腫瘍(3㎝サイズ)の手術を行いました。この方は、電話も聞こえるSDS75%、きれいなABR (聴性脳幹反応) -5波、よく同定できる聴神経(cochlear nerve)と3拍子そろっているので、聴神経と顔面神経(caudalシフト)側の被膜をわずか残してNTR resectionとしました。
 
 

■12月10日(月)

西葛西の福島センターで外来(セカンドオピニオン)8名、次いで北葛西の森山記念病院で5例のメジャー手術を行いました。
 
1例目は、右中大脳動脈の未破裂動脈瘤のミニ開頭術です。クリッピングを白水先生と一緒に行いました。スムースなexcellent OPで術後も優良、合併症なしでした。その後、脳腫瘍3例を手術し、最後に右脳幹部の非常に難しい血管腫の摘出手術を行いました(結果良好)。
 
 

■12月11日(火)

江古田の総合東京病院で若い女性の中等大のAcoustic Neuroma、右聴神経腫瘍を切除しました。この方は10年前に某大学で部分切除を受けましたが、その後、腫瘍が増大してしまいました。顔面神経が腫瘍の上面に偏位圧排された100人に1人の稀な症例で、少しの被膜を残して完了。次いで、椎骨動脈本幹圧迫による難しい左顔面の減圧手術を行いました。
 
 

■12月12日(水)

北葛西の森山記念病院にて、激痛で食事も出来ない典型的な左舌咽神経痛のカギ穴手術を行いました。椎骨動脈、後下小脳動脈の転置移動術を施術し、全治です。
 
2例目は左三叉神経痛の手術で、これも典型的な上小脳動脈の“くい込み圧迫”です。3例目は右異型顔面痛;ブロック,神経凝固術,放射線治療を2回行い、某大学で手術を2回も受けましたが、痺れとdysesthesia(異常感覚)及び持続性頑痛があります。本来は私のカギ穴手術の適応にはなりませんが、患者さんの“どうしても”という要請でexplorationを行いました。動脈ループの圧迫は全くなく、そもそもの最初から三叉神経痛ではありません。不適切な診断で、不適切な治療を他の病院で5回も受けてしまった副作用に苦しむ患者さんでした。
 
3例の手術終了後、直ちに羽田空港へ。
 
 

■12月13日(木)~14日(金)

上海市華山医院大学脳神経中心の新病院落成記念講演会招待で2日間出かけました。脳神経外科病院のあまりの大きさに驚きました。脳外科だけで800床、手術室42部屋を持ち、年間脳外科手術2万件が目標だそうです。講演会も欧米の教授40名が招待されており、会場も巨大でした。
 
 

■12月15日(土)

上海から鹿児島空港へ。
 
この日は午後に厚地脳神経外科病院で2例の脳幹内腫瘍の難しい手術がありました。
 
 

■12月16日(日)

霧島記念病院にて若い女性の右顔面痙攣手術を行いました。
 
終了後、大阪へ飛びました。
 
 

■12月17日(月)

午前は、大阪府四条畷市の畷生会脳神経外科病院にて10名のセカンドオピニオン外来、午後は3例の手術を行いました。
 
1例目は4×5㎝の巨大聴神経腫瘍の全剔手術を行い、顔面神経をうまく剥離できました。2例目は複雑な4本血管圧迫の左顔面痙攣の治療、3例目は神経線維腫症2型の超複雑な右小脳橋角聴神経腫瘍と広汎髄膜腫のDouble脳腫瘍の手術でした。
 
 

■12月18日(火)

この日も畷生会脳神経外科病院です。8名セカンドオピニオン外来と、聴神経腫瘍、舌咽神経痛、右顔面痙攣の3例の手術を行いました。
 
 

■12月19日(水)~20日(木)

朝1で大阪から高知市竜馬空港へ。
 
愛宕病院脳神経センターにて、センター長の溝渕先生と、松果体腫瘍、錐体骨斜台髄膜腫、側脳室内腫瘍、眼動脈動脈瘤の4例の手術を行いました。
 
 

■12月21日(金)

中野区江古田の総合東京病院において、右三叉神経痛、左三叉神経痛の神経血管転置移動術を行いました。
 
 

■12月22日(土)

北葛西の森山記念病院で、左舌咽神経痛(典型的4本圧迫)、右三叉神経痛の血管転置手術、稀な中頭蓋窩からマストイドを充満する頭蓋底骨内聴神経腫瘍の全剔術、鞍上部視床下部の稀な海綿状血管腫の全剔術の4例の手術を行いました。(1日4例で大変でした)
 
 

■12月23日(日)

朝1で鹿児島へ。
 
霧島記念病院で右錐体骨斜台髄膜腫の全剔手術を行って羽田へ戻りました(日帰り手術)。
 
 

■12月24日(月)

相模原市の晃友脳神経外科眼科病院で中国の方の三叉神経鞘腫の全剔手術を行いました。
 
その後、夜行便で羽田からバンコクへ。
 
 

■12月25日(火)~31日(月)

早朝にバンコク着。ホテルで少し休んだ後、バンコク市内のチュラロンコン大学病院に移動しました。
 
ここ10年、年末のクリスマス・正月には、ASEAN(東南アジア諸国連合)10ヶ国の若手脳外科医に向けた実地臨床教育(Live手術デモと解剖標本を使った手術訓練など)を行っています。今年はタイのチュラロンコン大学病院にて行いました。同病院には、25の実地解剖ステーションとライカ顕微鏡を備えた世界最大規模のハンズオンセンターがあります。25日から30日までびっしりのハードなカリキュラムでした。

第8回 福島孝徳記念頭蓋底手術実地訓練ハンズオンコース

第8回 福島孝徳記念頭蓋底手術実地訓練ハンズオンコース


  
Live手術には、右中大脳動脈の巨大な動脈瘤の根治手術を依頼されました。患者さんは25歳の若い女性の方で、とても難易度の高い手術でした。この手術は、東海大学頭蓋底センター主任の野中先生と福井大学の菊田教授に手伝って頂き、伏在静脈の枝3本を使って、フォークバイパス(福島考案)にて行い、無事成功しました。3本のフォークバイパスは菊田教授が採取してくれた枝3本付の伏在静脈があって実現したものです。
 

 
ASEAN10ヶ国の脳外科医50名が見ている中での手術はいつもより緊張しました。
 
患者さんのご両親からは、「最愛の娘を救ってくれて有難う」と涙の感謝を頂きました。患者さんからも、後日、正常に歩いているビデオとお手紙を頂きました。まことに嬉しい事です。神に感謝。
手術3日後

手術3日後


  
31日は、チュラロンコン大学病院脳神経外科のウドム助教授(次期教授候補のとても優秀な助教授、福島の一番弟子)の案内でかの有名な「戦場にかける橋」のあるカンチャナブリへ出かけ、クワイ河と6,000人の英軍捕虜の墓を訪問しました。映画では、過酷な強制労働で死んだとされていますが、日本軍の兵隊さんの死亡も含めて、主たる原因はマラリアと赤痢だったそうです。75年前の泰緬鉄道に乗車し、戦場にかかった橋を歩いて往復しました。
 

 
31日の晩は、チャオプラヤ川7ヶ所から打ち上げるNew Year Eve花火大会をレブア ステート タワーのレストランから見学しました。Once in your lifeのSpectacleでした。
Amazing ‼
 

 
 

■2019年1月1日(火)

早朝のANAフライトで羽田へ戻り、2019年の福島脳神経外科手術全勝と合併症ゼロを祈念して明治神宮へ参拝。その後米国へ戻りました

明治大帝の神の護りに感謝感謝 ‼

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2019年1月13日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年11月 <後編 >

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2018年11月 後編

 

■11月14日(水)

外国人教授の方々は上海へ。私は高知市の愛宕病院で非常に困難な右聴神経腫瘍の手術。稀な症例で顔面神経がL型で腫瘍被膜内に巻込まれた背側偏位。腫瘍を全剔した後、脳幹側断端から内耳道まで1.5cmの神経を移植、顔面神経再建術を行いました。
 
2例目は左小脳橋角類表皮腫。約2時間で全剔しました。
 
その後高知から大阪へ飛ぶ。
 
 

■11月15日(木)

大阪、畷生会脳神経外科病院で朝1より11名のセカンドオピニオン外来を行い、昼より左VAの顔面痙攣、聴力保存の聴神経腫瘍切除(1.5cm)。そして左頚静脈孔神経鞘腫をELITEで切除。
 
その後、直ちにタクシーで関西空港に移動。夕方19:30時発の上海航空機に間に合って上海へ。
 
 

■11月16日(金)~11月17日(土)

16日、17日は、欧米外人教授に合流して上海浦南病院へ。
福島記念国際シンポジウムが行われました。
 
 

■11月18日(日)

朝1で上海から羽田、タクシーを飛ばして相模原市の晃友脳神経外科眼科病院へ。
 
日曜スペシャルの晃友オペ2例を行いました。第1例は蝶形骨縁髄膜腫、中大脳動脈をうまく剥離して全剔。第2例は若い女性の脳幹内(Pons)のう胞腫瘍(下図)で第4脳室経由で全剔しました(組織診断はependymal cystでした)。

上海から着いて、午後からのオペなので終了は夜に23時になってしまいました。
 
 

■11月19日(月)

西葛西で外来8名。北葛西森山記念病院で4例の手術。その後夜間、江古田の急患、たて続けに3回も出血した脳幹の海綿状血管腫を全剔しました。
 
1) 内頚動脈Ant Chor.動脈瘤のクリピッング
2) 左聴神経腫瘍(12ミリ)の聴力保存手術(大成功)
3) 右海綿静脈洞髄膜腫(前床突起、中頭蓋窩、後頭蓋窩へ伸展する巨大腫瘍)のSTR施行
4) 左顔面痙攣(他院のOPやり直し手術)つめ込みテフローマ摘出手術。
5) 右Horizontal fissureアプローチ、paratrigeminal routeで大きなPons外側の海綿状血管腫全剔手術(術後 Excellent)
 

夜遅くなりましたが、全5症例とも全て合併症なく成功しました。満足に就寝。
 
 

■11月20日(火)

江古田の総合東京病院で、巨大右前床突起髄膜腫の全剔手術です。

 
こんな大きいのに全く症状無しです!!(脳ドックで発見)動眼神経、右内頚動脈、中大脳動脈、両側視神経を全てgentleに剥離、温存して全剔出来ました。
 
2例目はGradeⅠ、良性の脳室上衣腫の左小脳橋角部への再発伸展腫瘍。ELITEで7-8-9-10-11-12と6本の脳神経を温存して全剔術を行いました。
 
これら2人の困難な手術を午後14時半に終了して、タクシーで羽田空港へ急行。16時の便で大阪から伊丹空港に移動し、そこからタクシー飛ばして畷生会脳神経外科病院へ。
 
脳幹Ponsから中脳、視床下へ伸展する数回出血した大きな海綿状血管腫の救急手術を行いました。若い患者さんですでに左半身麻痺(車いす状態)の状態でした。

 
夕方18時半から20時までで全剔終了。
 
タクシーで京都駅へ。20:40時の新幹線に間に合って東京へ戻れました。超tightで大変な1日でしたが全てうまくいって満足し、就寝。
 
 

■11月21日(水)

朝1で8時AM~10時AM 東京クリニック。12人のセカンドオピニオン外来診察。
 
その後、西葛西で、外来診察6名、昼から北葛西の森山記念病院で左内頚動脈眼動脈近傍の難しい動脈瘤をドレンツ法でクリッピング。左中頭蓋窩の巨大髄膜腫をNTR、V1-2-3と3,4,6全て浸潤。明らかにGrade2~3。
 
3例目はイギリスから来た若い男性患者さんの左小脳橋角部の類表皮腫。「5-6-7-8-9-10-11」と7本の脳神経を温存してRadical全剔成功。合併症無し。
 
4例目は内耳道から後方、Lateralマストイド内に発育伸展する稀な側頭骨内の聴神経腫瘍。 経迷路法でマストイド内を全郭清。顔面神経を全経路剥離して全剔成功。とても稀な症例でした。

 
 

■11月22日(木)

朝08:33時発の新幹線ひかりで米原へ。
 
東近江市の湖東記念病院で3件の手術。
1) 前大脳動脈 Acomのクリッピング
2) 右三叉神経2枝末梢の眼窩下神経鞘腫、硬膜外法で全剔
3) 視交叉部直下の頭蓋咽頭腫の全剔術
3例とも全てうまく行って、新幹線で東京へ戻りました。
 
 

■11月23日(金・祝)

日本は世界一「祭日」の休みが多い!“年間16日”も、霞が関か誰かさんが祭日を作ってしまった。あまり勤勉でない欧州フランスでも祭日は10日なのに!!
 
本日は霧島記念病院です。第1例は子供の頃の頭部放射線治療で発症した右頭頂部の髄膜腫。大きいステージ4ですが、全剔!!
 
次いで右2.5センチの聴神経腫瘍の手術。非常に硬く、出血性、癒着性なので、蝸牛神経、顔面神経に詰めの皮程、うすい被膜を残して、亜全剔しました。
 
夕方18時の飛行機で羽田へ戻りました。(霧島市日帰り手術2例)。
 
 

■11月24日(土)

朝1から西葛西福島孝徳脳神経センターにてセカンドオピニオン外来8名。
 
その後北葛西森山記念病院にて、都内のさる公立病院でテフロンを詰め込んだ失敗例の三叉神経痛手術のやり直し(テフローマ除去術、神経根クリーニング)、VA・PICA・AICA三重圧迫の顔面痙攣、顔面痙攣の3例のMVT(Micro Vascular Transposition)鍵穴手術。
 
午後から夜まで来年1月の国際学会の準備。
 
 

■11月25日(日)

日曜スペシャルの相模原市晃友脳外での頭蓋底手術。右三叉神経痛と複視で発症したCaverno—petroclival=海綿静脈洞錐体骨斜台髄膜腫の手術。前床突起部と視神経管、正中部を切除して視神経の保護と浸潤性髄膜腫が対側へ伸展するのを防止し、且つテントから傍脳幹腫瘍を摘出して無事終了。年齢を考慮して、海綿静脈洞内部は宮崎紳一郎先生(1万症例以上治療している)にサイバーナイフを依頼しました。この日は、札幌より木下裕介先生がオペ参加してくれました。
 
この日は、米国へ帰る日なので、夕方、ホテルへ戻り、最終のデータ整理とスーツケースPacking。夜22:55時の夜行便でノースカロライナ州ラーリーデュラム空港(Duke大学)へ帰国。
 
過密スケジュールの3週間で47症例を助けました。 脳幹手術や超困難例を含めて合併症無しが何よりの喜びでした。では又、来る日まで、アディオス!

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2018年12月2日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年11月 <前編 >

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2018年11月 前編

 

■11月2日(金)

Duke大学病院で手術後、夕方19:16時発のデルタ航空でLos Angelesに移動。そこから、いつも通り、Midnight夜中便で羽田へ。7時間熟睡出来ました。嬉しい事です。
 
本日は、神奈川県相模原市緑区大島(最寄駅は橋本駅)にある「晃友脳神経外科眼科病院」です。
 
昨今は、公立病院でも大学病院でも、日曜日には手術を受けてくれません。しかし、晃友脳神経外科眼科病院では、大橋元一郎院長(福島教授の高弟の1人)をはじめ、OP室のナースみなさんも積極的に日曜日のオペを受けてくれます。手術を待っている患者さんにとって、誠に有難い事です。晃友会の山瀬理事長、全ての病院スタッフに心から感謝申し上げます。
 
私は365日、毎日手術を行っています。新幹線やAirlineは、手術時間とオペ患者数に合わせて1~2カ月前からすべて予約していますが、手術が長引いて移動のスケジュールを変更するというのは年に1回ぐらいしかありません。Duke大学の手術でも、午前のオペは殆どが12~1時PMに終了し、午後2時~3時には空港へ向かっています。
 
 

●現場からの医療情報-脳神経外科の手術時間について

欧米の脳外科エキスパートは、沢山の手術を行うためと1日の時間を有効に使うために、手術を急ぐドクターが多いのです(あまり良い事ではありません)。
 
さらに米国では、全ての病院が「手術室使用料、1時間毎に2,000ドル以上」をチャージしますので、保険会社も、患者さんも4~5時間以内の早い適切な手術時間を要求してきます。
 
Duke大学では1室でメジャー手術を2~3件行いますのでグズグズしていられません。日本では、数多くの手術件数を経験している脳外科医が居ないので一般に手術時間が欧米の2倍~3倍かかります。難しい脳腫瘍では、12時間から24時間というのも多く見かけます。
 
私の場合、ほとんどのオペは2~5時間以内で完了します。開頭後の硬膜内手術操作は、通常10分~30分、複雑困難な脳腫瘍でも1~3時間内には終了します。数多くの症例経験があるため、顕微鏡下でのマイクロサージェリーを素早く確実に行うことができます。
 
 

■11月4日(日)

晃友脳外にて、熟年男性の右聴神経腫瘍を全剔しました。まだ1.5センチと小さいので顔面神経正常、SDS 80%の有効聴力も残りました。
 
次いで、高齢女性の左三叉神経痛鍵穴手術、典型的な上小脳動脈圧迫ループを完全にテント側へ移動し小さなテフロン綿で忍者テクニック固定しました。
 
 

■11月5日(月)

朝1で西葛西の福島孝徳脳神経センターでセカンドオピニオン外来10名を済ませ、昼から北葛西の森山記念病院で3例の手術をしました。
 
1) 右聴神経腫瘍の全摘術(顔面神経正常)
2) 鞍上部正中の大きな頭蓋咽頭腫を前頭部大脳間裂鍵穴手術で全摘。
(クラニオでなく、極めて稀な海綿状血管腫でした)

3.左後頭葉内側の大脳鎌髄膜腫全剔手術
 
この方は術後1週間で退院、そのままお仕事に戻れたと御礼の手紙がきました。

 
 

■11月6日(火)

朝1の東北新幹線で福島県郡山市へ。
 
総合南東北病院で右小脳橋角部類表皮腫の全摘術と、VA・PICA・AICA三重圧迫による左顔面痙攣の2名の手術を施行。両者とも1円玉の鍵穴手術で成功裡に終了しました。
 
午後は11月10日の鍵穴手術研究会の準備。夜中までかかりました。
 
 

■11月7日(水)

百合ヶ丘総合病院にて右顔面痙攣と三叉神経痛のMVT(血管転置移動術)鍵穴手術。顔面痙攣の方からは早々と「全治して顔が明るくなった」と嬉しいお手紙を頂きました。

 
午後は、東海大学病院で、野中洋一先生と若い患者さんの左浸潤性巨大眼窩・海綿静脈洞コルドイド腫瘍の全剔手術。頭蓋底バイパス(内頚動脈置換術)を用いて、根治的手術を行いました。
 
※2週間後に「全て順調に経過して元気に退院なされた」とお知らせをもらいました。本当に嬉しい話です。
 
 

■11月8日(木)

中野区江古田の総合東京病院にて、若いモンゴルの方の左眼窩・蝶形骨・上眼窩裂巨大髄膜腫の手術を行いました。内頚動脈、中大脳動脈全て剥離保存して、きれいに全摘できました。合併症なしでした ^^) _。
 
次いで、遠く北陸地方から来られた若い女性の巨大錐体骨斜台髄膜腫の全摘手術を行いました。腫瘍は巨大で、3番から11番まで9本の右側脳神経を巻き込み、且つ3本の小脳動脈もengulf、三叉神経も聴神経も全て腫瘍の中でした。錐体静脈を剥離保存して丁寧にミクロン単位の切除、5時間でレトロシグモイドの鍵穴から全摘出を成功させました。

 
 

■11月9日(金)

今日は、明日10日の「日本鍵穴手術頭蓋底治療研究会」に招待した11人の外国人教授のお迎えで忙しい日でした。
 
朝1に森山記念病院で左三叉神経痛と右舌咽神経痛のMVT2件を手術した後、イタリアのMastronardi教授を成田でお迎え。その後、佐々木先生、佐藤先生と私の3名で全てのゲストをお迎えしました。羽田と紀尾井町ニューオータニと3往復し、夜中近くまでかかりました。そのお迎えの最中、夕方19時~21時まで運営委員会も主宰しました。
 
あ~超忙しかったな~。
 
 

■11月10日(土)

本日は、第一回「日本鍵穴手術頭蓋底治療研究会」が開催されました。
 
07:30時に四谷のホテルへ到着。研究会参加ドクター、35人分のおにぎりとお茶を仕入れ、バス2台を手配しました。その後、全員を明治記念館へ送迎。
 
私の秘書(全国から6名)で受付、プログラム、業績録、記念誌等の配布を全て順調に行いました。全国から脳神経外科医200名の参加者をもって第1回日本鍵穴手術頭蓋底治療研究会が終日盛会裡に開催されました。夜は晩餐会。記念すべき1日でした。
 
 

●学術会議開催について

日本の医学・医療学術会議や学会は殆どが大学中心で行われ、開催には、いわゆる学会屋、コンベンションサービス会社が入ります。その場合、受付やスタッフの多くがアルバイト学生のため、英語も上手とは言えません。にもかかわらず高額な料金を請求されるので、私は昔からコンベンションサービス会社には依頼しないようにしています。
 
今回の「日本鍵穴手術頭蓋底治療研究会」では、全ての準備…お知らせ、郵送、ファイナンス、プログラム、学会の挙行まで、私と研究生フェロー、秘書さんのみで福島流に立派に開催して大成功でしたし、1986年にIWCVSの大きな国際会議(全世界から53名の教授を招待)を開催した時も全て福島流に取り仕切りました。
 
 

■11月11日(日)~11月13日(火)

11日は9名の欧米教授(2名は既に帰国)をつれて、鹿児島へ。鹿児島大学と厚地脳神経外科病院主催の第4回南九州脳神経外科国際シンポジウムが行われました。
 
12日、13日は、外国人教授の方々は鹿児島観光プログラム、私は両日とも手術でした。12日(月)Combined Petrosal アプローチによる若い女性の超巨大錐体骨斜台髄膜腫の手術(下図MRI)と、右聴神経腫瘍全剔手術を行いました。


 
13日(火)は4cmの大きな聴神経腫瘍の全剔術を行いました。両患者さんとも顔面神経正常。

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2018年12月1日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年10月

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2018年10月

 

■10月5日(金)

デューク大学病院で手術。無事終了!
 
手術終了後、急ぎでローリー・ダーラム国際空港へ移動し、夕方19:15時発のデルタ航空に搭乗。22:00時にロサンゼルス国際空港に到着し、2時間待って、ANA夜行便で羽田空港へ。
 
ロサンゼルス-羽田間の夜行便での楽しみ「7時間の睡眠」で、羽田までぐっすり!!
 
 

■10月7日(日)

羽田空港に早朝05:00時に到着。
 
コンビニに立ち寄り、移動中にとる朝食のおにぎりを購入しました。日本のコンビニのおにぎりはとても美味しい!世界特許のフィルムのおかげで、パリパリの海苔が食べることが出来ます。ツナマヨおにぎりと手巻きシーチキン、納豆巻き、プリン、みかんゼリーをいただき満腹。
 
中央自動車道をひたすら下り、相模原市緑区大島(最寄駅は橋本駅)にある晃友脳神経外科眼科病院へ。
 
非常に難しい出血性・不規則な八つ頭状の聴神経腫瘍の全摘、心筋梗塞がある85歳男性の右三叉神経痛の鍵穴手術(背臥位)、典型的な上小脳動脈(ループのくい込み血管を移動)(MVT)手術の三例を行いました。
 
手術後、帰りかけに夕食。待望のあんかけ五目ラーメンに餃子と肉野菜炒めを堪能しました。あ~幸せだな~。
 
 

■10月8日(月)※祝日

07:00時起床。08:55時発のANAで鹿児島空港へ。
 
霧島記念病院で、「内頚動脈-眼動脈瘤」と「半分硬膜内に突出する頸動脈線維輪動脈瘤」の2つの動脈瘤の直達クリッピング術を行いました。左前床突起を削って施行するというとてもとても難しい手術でしたが、無事成功させることが出来ました。
 
次いで福岡より来院された、たくさんの病気を持った85歳のお父さんの特大脳幹近傍腫瘍直達手術を行いました。
 
この方は、10年前から脳梗塞、心筋梗塞、冠動脈ステントを経験し、現在は高度房室ブロックでペースメーカーを埋め込み、慢性心不全の薬治療を行っています。さらに4年前に胃がんの全剔手術、3年前に大腸がん全剔手術、最近は甲状腺機能低下症と前立腺の治療をしています。その治療の最中、右難聴、めまい、ふらつきを感じ、CT検査してみると特大の右小脳橋角腫瘍、脳幹圧迫が見つかる……というたいへんな状況でした。
 
このままだと脳ヘルニアの恐れがあるため、本人とご家族に良く説明の上、背臥位、頭部左向けで3点固定無しの1cmの鍵穴手術を行いました。オペ時間2時間で亜全摘でき、うまくいきました。良かった!神に感謝。
 
 

■10月9日(火)

鹿児島市内の厚地脳神経外科病院で左聴神経腫瘍の全剔手術と67歳女性の三叉神経痛のオペ(MVT)施行をしました。
 
 

■10月10日(水)

朝一の飛行機で鹿児島空港から羽田空港へ。羽田空港からはタクシーで新百合ヶ丘総合病院へ移動。
 
顔面神経麻痺(Grade3)のサルベージ手術を行いました。若い女性の患者さんで、都内の某大学病院で2回の剔出手術を行いましたが半分しか取れていない状態です。左小脳半球の浮腫と腫張が酷いので、トランスラボ(経迷路手術)で90%剔出の亜全摘を行いました(顔面神経はきちんと保存)。残念ながら、2回の開頭手術で酷く癒着しており、全剔出までには至りませんでした。
 
医師によって手術の技術力は大きく違います。術後のQOL(生活の質)も変わってきます。後悔をしないためには、担当医師の“手術経験数”、“合併症のリスク”、“全治率”をよく調べ、医師の実力を理解してから、治療を受けるかどうかを決めてください。
 
参考:【論説】 良い病院か否かの判断基準は、難しい手術の手術数とその成功率
 
私は、年間600例以上のメジャー手術を行い、そのリスクは1%以下(毎年約0.3%)です。脳腫瘍、頭蓋底手術、脳動脈瘤の手術成績では世界トップを維持しています。受診やセカンドオピニオンを希望される方は、ご遠慮なくお問い合わせください。
 
メールフォームでのお問い合わせ
 
また、たまに患者さんから「福島先生に手術をお願いすると特別な費用がかかりますか?」と尋ねられるのですが、そのようなことはありません。費用は、健康保険適用の一般的なもので、他の先生が手術をするのとかわりません。安心してご相談ください。
 
 

■10月11日(木)

中野区江古田の総合東京病院で、左三叉神経鞘腫の海綿静脈洞部直達手術全剔出と、大きな傍矢静洞髄膜腫の全剔手術を行いました。
 
 

■10月12日(金)

西葛西の東京(国際)脳神経センター病院(旧森山記念病院)1階の福島孝徳脳神経センターにて、セカンドオピニオン外来の患者さん12人を診療。
 
その後、北葛西にて、若い男性の1.8cm聴神経腫瘍手術(聴力保存)、富山県からの再々発右鞍上部及び海綿静脈洞に浸潤する下垂体腫瘍の直達全剔手術、特大の左錐体骨斜台部髄膜腫の全摘手術(下記画像参照)の3症例のメジャー手術を行いました。3例とも「Excellent」評価、合併症無しという良好な結果でした。
 

大きな左錐体骨斜台部髄膜腫、かぎ穴手術で全摘

大きな左錐体骨斜台部髄膜腫、かぎ穴手術で全摘


 
 

■10月13日(土)

再び中野区江古田の総合東京病院で左聴神経腫瘍の全剔術、頭蓋咽頭腫の全剔術を行いました。
 
 

■10月14日(日)

朝一で鹿児島へ。午前中は霧島記念病院で左顔面痙攣の手術を行い、午後は霧島神宮で一般講演を行いました。
 
霧島神宮(宮司 慶光院様)は、天孫降臨の地「高千穂の峰」から始まったと伝えられる、1500年もの歴史を持つ由緒ある神社です。霧島神宮の神楽殿に、氏子さんや霧島市民の方々、約450人に参集いただき、健康長寿、がん検診、脳ドックをテーマに講演を行いました。聴衆の皆さんが熱心に聴いて盛り上げてくれるので、ついつい「福島節」が出てしまいました。
 
講演後、病院に戻って、三叉神経痛の手術を行いました。
 
 

■10月15日(月)

朝の飛行機で鹿児島→大阪へ飛んで、北摂、四条畷市にある畷生会脳神経外科病院へ。午前中は、外来診察を10名、午後は、顔面痙攣、聴神経腫瘍(聴力保存)、鞍結節部髄膜腫と3例の手術を行い、無事成功しました。
 
その後、滋賀県東近江市にある湖東記念病院へ車を飛ばして17:00時に到着。17:00時から22:00時まで、トランスラボで右顔面神経の全剥離手術。内耳道内に残存する大きな腫瘍を全剔し、かつ残っている顔面神経を頸静脈球の上を通して硬膜内へ。そこで残っていた顔面神経中枢側断端へ、10-0のマイクロナイロン糸で4針、端々吻合で顔面神経形成術を行いました。
 
手術後、米原から新幹線で新大阪へ。ホテルに着いたら夜中でした。
今日は10月15日は、私の誕生日だった...
 
 

■10月16日(火)

午前中、畷生会脳神経外科病院にて10名の外来診療、午後から左顔面痙攣、大きな左内頚動脈瘤のクリッピング手術、左聴神経腫瘍(対側右聴力低下の患者さんなので、聴力を保存し)を行いました。
 
その後、両眼に視力障害のある大きな頭蓋咽頭腫の患者さんが救急来院し、直ちに経鼻エンドネイザルマイクロスコープ法で切除を1時間程度で施行(幸いにものう胞性下垂体腺腫であった)しました。
 
経鼻手術は2700例ほど手術していますが、顕微鏡が最も安全、確実、迅速です。操作困難でリスクのある内視鏡は全く薦めません。
 
 

■10月17日(水)

なんば駅横に出来た新築のスカイオビル9階にOPENした“大阪なんばクリニック”の開院記念講演を行ってから、午後13:00時の飛行機で大阪→高知へ。
 
高知市愛宕病院にて外来診と、某大学で手術後再発した若い女性の聴神経腫瘍の切除手術、某大学で手術後治っていない左顔面痙攣の再手術、某病院の手術で殆ど取れていない大きな聴神経腫瘍の根治的切除手術を施行しました。
 
その後、巨大テント髄膜腫(半盲の患者さん)、左顔面痙攣(初回の方)、大きな聴神経腫瘍の全剔術、計6例の手術を行って夜、羽田へ戻りました。
 
 

■10月19日(金)

朝一で羽田から札幌へ飛び、北海道大野記念病院脳神経センターへ移動。
右顔面痙攣、左聴神経腫瘍、6cmを超える巨大左側頭葉下とテント縁髄膜腫(準救急の若い女性)の3例の全剔出手術を行いました。とくに最後の巨大髄膜腫はとても難しかったのですが、3時間ほどで全剔できました。
 
北海道大野記念病院は、孝仁会が総力を注いだ優れた高度先進最先端医療センターです。内装も外装も素晴らしい設計の病院です。オペ室は8つあります。
 
この日の晩は新千歳空港のホテルにて泊まりました。
 
 

■10月20日(土)

06:00時起床。07:30時の飛行機で新千歳→羽田、10:00時発の東北新幹線で郡山へ。
 
総合南東北病院で4例の手術を行いました。ものすごくCoil loopingしたAICAとSCAのダブルサンドイッチ圧迫の三叉神経痛、仙台で不適切なつめ込み手術を2回も受けてしまって治っていない顔面痙攣(女性)のサルベージ再手術、両耳側半盲の脳下垂体経鼻手術、最後に、東北大学耳鼻科名誉教授の小林先生と、内耳道に大きく伸展する(高度聴力障害)左小脳橋角類表皮腫(エピデルモイド)の全剔手術をトランスラボ法で施行し、東京へ戻りました。
 
 

■10月21日(日)

新幹線で静岡県焼津市にある脳外科専門施設、志太記念脳神経外科へ。
 
他のいくつかの病院で誤診、ブロック治療を受けて8年間も苦しんだ74歳の女性の患者さんの手術です。小指の頭程の小さな鍵穴で錐体静脈を保存し、ブロックで痛んでしまった薄い三叉神経根を左右から強く圧迫する上小脳動脈と前下小脳動脈ループのサンドイッチ圧迫を全て移動し(MVT)三叉神経を全くきれいにしました。志太記念の豊山先生と、東海大学の野中准教授との3人で治しました。
 
全国的に三叉神経痛の誤診と、神経を傷め、損傷破壊するブロック法、高周波電気凝固術及びガンマナイフ等々の不適切な治療が行われています。いくら神経を破壊しても激痛は戻ってきます。三叉神経痛と痺れとビリビリと焼け付く痛みで三重苦になります。特にガンマ線放射線照射の後遺症はみじめです。
 
顔がピクついたら、顔が痛んだら、遠慮なく福島孝徳までご相談ください。
 
福島孝徳へご相談
 
2018年12月現在、片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛において6600例の実績があります。全て保険にて治療が可能です。
 
 

■10月22日(月)

本日が日本でのスケジュールの最終日ですが、江戸川区の森山記念病院で4人のメジャー開頭手術を行い、そのまま、いつもの福島スペシャル夜間飛行でアメリカへ戻りました。
 
次の来日は11月4日です。第1回日本鍵穴手術頭蓋底治療研究会と福島孝徳教授の特別イベントがあります。

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2018年11月1日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年09月

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2018年09月

 

■9月1日(土)

朝日新聞社が主催する教育講演会に招待されました。午前の部で「医師を志す高校生のための医学部進学ガイダンス」という講演を、午後の部で、250名のお医者さんへ「日本の医師へ、良医・名医になろう」という講演を行いました。講演後、中学生や高校生からたくさんのお手紙をいただきました!ありがとうございます。大切に読ませていただきますね。
 
※参考リンク:【講演】講演レポート 闘いつづける力 ~今、君たちに伝えたいこと~
 
今日は残念ながら手術が行えませんでした。目下、日本全国で300人以上の脳腫瘍患者さんが待っているのですが・・・申し訳ありません。
ただ、久しぶりにゆっくり寝ることができました。
 
 

■9月2日(日)

朝一で鹿児島へ。霧島記念病院で難しい聴神経腫瘍と左顔面痙攣の2例の手術を行いました。
 
 

■9月3日(月)~9月4日(火)

鹿児島市内の厚地脳神経外科病院で巨大錐体斜台部髄膜腫、小脳橋角部髄膜腫、脳室内腫瘍(巨大)/Central Neurocytoma、右視床Cavernoma(海面状血管腫)の難しい4例の手術を行いました。台風21号の影響で、東京へ帰れず。
 
 

■9月5日(水)

朝一で鹿児島空港から羽田空港へ移動し、羽田空港よりタクシーで新百合ヶ丘総合病院へ。顔面痙攣と三叉神経痛の2例の手術を終え、午後に神奈川県伊勢原市の東海大学病院へ移動して、聴神経腫瘍と三叉神経痛の手術を行いました。夜遅くに東京へ。
 
 

■9月6日(木)

朝、05:30時に起床。明治神宮へ参拝し、「合併症のない全治手術」の祈願を行いました。その後、自由民主党本部でのミーティングに参加し、江戸川区西葛西の福島孝徳脳神経センターへ。セカンドオピニオンの患者さんを含め8名の外来診察を行いました。午後は、北葛西の森山記念病院で4例の手術を行いました。
 
 

■9月7日(金)

午前8時から、東京駅丸の内北口の新大手町ビルにある東京クリニックにて、全国からの患者さんを診療。午前10時過ぎの東北新幹線で福島県郡山市にある総合南東北病院へ移動し、大きな聴神経腫瘍と右動眼神経腫瘍、海綿静脈洞直達の手術を行いました。
 
 

■9月8日(土)

森山記念病院で、海外からこられた患者さんの聴神経腫瘍、両側視神経を巻き込む巨大下垂体腺腫、顔面痙攣など、4例のオペを行いました。
 
滋賀県東近江市の湖東記念病院から脳外科部長の井上卓郎先生と手術室看護師3名の研修訪問がありました。
 
 

■9月9日(日)

神奈川県相模原市橋本の晃友脳神経外科眼科病院で、聴神経腫瘍の聴力保存手術と顔面痙攣の手術の2例を行いました。
 
今日は、晃友脳神経外科眼科病院、晃友会主催の秋祭りが、病院に隣接する空き地で開催されました。盆踊り、やぐら太鼓、屋台が出て、近隣の方もたくさん参加して、賑やかです。秋祭りの花火を見て、ホテルへ帰りました。
 
夕食は時間がとれずコンビニの食事です。最近のコンビニはなかなか美味しいですね。
 
 

■9月10日(月)

朝一で大阪へ。四条畷市にある畷生会脳神経外科病院で、お医者さんの脳腫瘍、聴神経腫瘍、顔面痙攣と3例手術を行いました。
 
畷生会脳神経外科病院は、脳神経外科を中心とした総合病院です。大阪/北摂地域の基幹病院として24時間救急医療、地域医療を担っているだけでなく、人間ドック、脳ドック、検診及び脳神経外科の最新治療も行っています。脳神経外科は専門医5名が在籍し、年間300例の手術実績があります。
 
 

■9月11日(火)

朝一で、ライカ社の高性能手術用顕微鏡の開発改良会議に参加し、その後、西葛西の福島孝徳脳神経センターへ。セカンドオピニオンの患者さんを含め8名診察しました。午後は、北葛西の森山記念病院で、頭蓋内巨大中心性神経細胞腫、松果体大脳鎌テント周辺の巨大血管周皮腫(hemangiopericytoma)、及び顔面痙攣の3例の手術を行いました。
 
 

■9月12日(水)

日本ストライカー社との臨床/マーケティング会議に参加。その後、中野区江古田の総合東京病院で、巨大脳動脈瘤の頭蓋底バイパス、及び顔面痙攣、三叉神経痛の3例の手術を行いました。夕方は、顧問弁護士さんと会合を行いました。
 
 

■9月13日(木)

朝一の東海道新幹線で移動して、滋賀県東近江市の湖東記念病院へ。動脈瘤手術1例と、聴神経腫瘍手術2例の合計3例の手術を行いました。
 
 

■9月14日(金)

東京/西葛西、北葛西の森山記念病院で午後13:30時までに3例のオペを行い、その後、1時間半の車移動で神奈川県伊勢原市の東海大学病院へ。難易度の高い三叉神経痛と、錐体骨斜台部髄膜腫の手術を行いました。
 
 

■9月15日(土)

中野区江古田の総合東京病院で脳動脈瘤の手術、舌咽神経痛の神経血管減圧術、及び小児の頭蓋咽頭腫の根治的手術を行いました。この頭蓋咽頭腫は正中から右前頭葉、大脳間裂鍵穴手術で小指の頭ほどの鍵穴術野から、4×5cmの巨大腫瘍*を摘出しました。
*5cm以上を巨大サイズと定義します。
 
 

■9月16日(日)

鹿児島日帰りで、2例の脳腫瘍の手術
 
 

■9月17日(月)

今日は敬老の日です。静岡県焼津市にある志太記念脳神経外科で手術を行いました。
手術終了後、新幹線で東京まで戻り、羽田空港からのANA夜行便に搭乗。ロサンゼルス空港での乗り換えも夜行便、2晩のオーバーナイトフライトでノースカロライナ州、ローリーの自宅に帰りました。また、ノースカロライナでの手術の日々が始まります。
 
次回の日本での手術は10月7日(日)からです。手術を待っている患者さん、頑張りましょう!!
 
 

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2018年10月1日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年07-08月

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート  2018年07-08月

 

■2018年7月23(月)~8月23日(木)

この時期のノースカロライナ州ローリーはうだるような暑さです。例年の如くデューク大学他3つの病院を掛け持ちで、多忙の日々でした。
 
 

■8月24日(金)

デューク脳腫瘍センターのFriedman教授と大きな聴神経腫瘍の手術を行った後、すぐにローリー・ダーラム国際空港へ向かい、夕方5時発のアメリカン航空にギリギリで搭乗。到着したロサンゼルス空港で、夜中発のANAに乗り継ぎ、オーバーナイトで羽田空港へ。
 
最近のビジネスクラスには、フルフラットシートが導入されていて、ゆっくり眠ることができます。普段は5時間程度の睡眠しかとれないのですが、太平洋を横断する飛行機の中では、7~8時間の長い睡眠をとることができます。「夜行便でゆっくり寝ること」が最近の楽しみの一つです。
 
 

■8月26日(日)

時差で土曜日を損して、日曜日の朝5時に羽田空港に到着しました。うどんを食してから、神奈川県相模原市にある晃友脳神経外科眼科病院へ移動し、到着早々、眼動脈の難しい動脈瘤と顔面痙攣を手術。無事成功しました。オペ後、相模原から羽田空港へ移動し、夜8時の便で札幌へ。
 
晃友脳神経外科眼科病院の大橋元一郎院長は、1980年代、私が三井記念病院の脳神経外科部長をしていたときの弟子でした。大橋氏は、三井記念病院の後、ドイツへ留学し、著名なリュデッケ教授の“薫陶”を受け、最近までは新百合ヶ丘総合病院で脳下垂体治療部長を務めていました。昨年より現職となり、大橋氏と私、私の愛弟子「Young Dr.佐々木」の3銃士で神奈川県全域、東京西部地区及び山梨県南部の中央高速道路沿いの脳腫瘍頭蓋底手術患者さんを治療しています。
 
 

■8月27日(月)

北海道大野記念病院にて小脳橋角部髄膜腫、下垂体腺腫(GH産生)、左顔面痙攣の3例を手術、外来診察で12名の診察を終え、その夜には東京へトンボ帰り。
 
 

■8月28日(火)~ 8月29日(水)

朝一で高知へ。愛宕病院脳神経センターで溝渕部長、梶田先生と4例の脳腫瘍を手術。根治的手術です。8月29日(水)夜には大阪へ。
 
 

■8月30日(木)~ 31日(金)

大阪の畷生会脳神経外科病院にて髄膜腫、聴神経腫瘍など6例の手術。その後東京へ。
 
 

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2018年9月1日

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年04月

福島孝徳 脳神経外科 活動レポート 2018年04月

 

■2018年04月08日

晃友脳神経外科眼科病院(神奈川県相模原市)へ来院

晃友脳神経外科眼科病院 大橋元一郎院長とのお写真

(渡邉コメント)晃友脳神経外科眼科病院 大橋元一郎院長とのお写真です。
 
 

■2018年04月09日

畷生会脳神経外科病院(大阪府四條畷市)にて、脳室内腫瘍、聴神経腫瘍(2名)、脳室内髄膜腫、脳動脈瘤、三叉神経の6名の手術を執刀。

最終の新幹線で東京へ移動し、手術記録を付け、午前1時に就寝する。
 
 

■2018年04月10日

空港のラウンジで手術記録を付けている福島先生

(渡邉コメント)空港のラウンジで手術記録を付けている福島先生です。福島先生は、移動中の新幹線や車の中、昼食中でも何かしらの仕事を常にしています。
 
 

■2018年04月11日

午前、東海大学医学部付属病院 脳神経外科(神奈川県伊勢原市)にて、脳室内腫瘍の手術を野中医師とともに執刀。本件は、腫瘍が急速に成長していたため、早急な手術が必要とされていた。手術は、腫瘍出血が多く、脳室の壁や視床下部に腫瘍が癒着していたため、困難であったが全摘出を果たした。

午後は、新百合ケ丘総合病院(神奈川県川崎市)にて、巨大な血管芽腫と聴神経腫瘍の聴力保存手術を執刀。特に前者の血管芽腫は脳幹延髄に付着するため、大変難しい手術であったが無事成功。

(渡邉コメント)手術の合間を縫って、新百合ヶ丘総合病院 放射線治療科 サイバーナルイフ治療部 部長 宮崎 紳一郎先生と、共著となる出版物についてミーティングをしているところです。
 
 

■2018年04月12日

湖東記念病院(滋賀県東近江市)へ移動。

大学から10名の医師が見学する中、Acom動脈瘤(前交通動脈瘤)のクリッピング術、脳底動脈瘤のクリッピング術による手術を執刀。

その後、clear細胞髄膜腫の切除手術。聴覚障害、顔面神経、舌咽神経を巻き込む巨大な腫瘍だった。

東京に移動し、戻りアジアパシフィックの会合に合流、手術記録を終え就寝。
 
 

■2018年04月13日

総合東京病院にて、ハワイの病院関係者の方々とのミーティングと4名の手術を執刀ハワイの病院関係者の方々と新規プロジェクトのミーティング
(渡邉コメント)総合東京病院の会議室で、ハワイの病院関係者の方々と新規プロジェクトのミーティングをしています。
 
総合東京病院の施設をハワイの病院関係者の方々にご紹介
(渡邉コメント)総合東京病院の施設をハワイの病院関係者の方々にご紹介し、その後福島先生の手術の見学をしていただきました。
 
酒井 淳先生との共同手術
(渡邉コメント)総合東京病院 脳神経外科 科長 酒井 淳先生との共同手術の様子です。
 
 

■2018年04月14日

総合南東北病院にて、ハワイの病院関係者の方々とのミーティングと2名の手術を執刀
総合南東北病院の施設紹介も
 
 

■2018年04月15日

晃友脳神経外科眼科病院で手術、そのまま、羽田夜便でアメリカに。

カテゴリー名: 福島孝徳 脳神経外科 活動レポート |投稿日:2018年8月1日