福島孝徳 手術近況報告

本年5月27日から6月9日まで2週間、日本縦断手術行脚を行いました。東京、神奈川、滋賀、福岡、大阪、高知、郡山の7箇所を回って32例の主要な手術を行いました。疾患の内訳は頭蓋底髄膜種9例、三叉神経痛4例、顔面痙攣5例、聴神経腫瘍10例、動脈瘤2例、下垂体腫瘍1例、脳幹部海綿状血管腫1例となります。

特記すべき症例は5例で、1例目は35歳女性の巨大頚静脈孔神経鞘腫は全摘出し、嚥下障害を含め術後合併症も認めず、ミラクル手術でした。2例目は41歳のカテコラミン産生高血圧のglomus jugulare-tympanicumの症例で、顔面神経・内頸動脈に癒着している腫瘍を剥離し全摘出し、術後の経過は良好です。3例目もglomus jugulareの症例ですが、全摘出後、術前より完全麻痺であった顔面神経の再建のため1.7cm神経移植し再建しました。4例目はglomus tympanicumが中頭蓋窩に進展している症例でしたが、transotic approachで全摘しました。例目は顔面神経麻痺の脳腫瘍を全摘出し、顔面神経移植再建をしました。今回は非常にまれな腫瘍であるglomus腫瘍3例を全摘しました。

今回日本行脚の合間に自由が丘オカロランズで短い時間でしたがジャズライブにも参加致しました(6月1日)。心休まる一時でした。

頚静脈孔神経鞘腫(上;術前 下;術後)

MRI03


MRI01

 

glomus jugulare-tympanicum(上;術前 下;術後)

MRI02

MRI04

 

カテゴリー名: 手術・症例 |投稿日:2013年7月18日